#7 オープン準備理美容室のオープン準備!
工事中-営業開始までにやることリスト
物件の契約が無事終わり、内装工事の業者も決まったら、いよいよ開店までの準備がスタート。美容室や理容室(床屋)をオープンするときには、そろえるべき機材や備品がたくさんあります。開店前にあせらないように、準備リストを確認していきましょう。
わかること
【テナント契約後すぐ】
電話やネットなどのインフラ整備
テナントを借りてから、まずやっておきたいのが電話・ネット・電気・水道・ガスなどのインフラ整備です。
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電気・水道・ガスの手続き
テナントを借りたら、すぐやりたいのが電話・水道・ガスの手続き。特に電気と水道は、工事にも必要になってくるので、先に手続きしておきましょう。オール電化の場合、ガスの手続きは不要です。
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インターネット・電話
最近はすべてスマホで済んでしまうケースもありますが、やはりお店を開くとなると固定電話やインターネット回線をつなぐのが一般的。ホットペッパービューティーなども、ネット環境がないと導入できません。
物件によっては回線が通っていて、申込みするだけで使えることもありますが、工事が必要なケースもあります。申し込み時期によっては1ヶ月以上かかることもあるので、早めに申し込んでおきましょう。一番簡単なのは、NTTに問い合わせて「お店の開業のため、電話とインターネットが必要です」と伝えること。ご自身が使われているスマホの会社に電話するか、詳しい方ならプロパイダーを調べて問い合わせる方法もあります。
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BGM・映像
お客様にリラックスしてもらうため、店内で音楽や映像を流したいという方もいらっしゃるでしょう。しかし、手持ちのCDやアプリの音楽を、お店で流すのはNG!営利目的の美容室で流すには、別途お金を払わなければなりません。最近は、Amazon Music UnlimitedやApple Musicなどの音楽聴き放題の定額サービスもありますが、これらのサービスは「個人的な非商用利用」しかできないルールなので、お店で流すことはできないのです。
どうしても店内で音楽・映像を流したいという場合、専門の業者さんに相談されてくださいね。
【工事がはじまったら】
理美容室に必要な備品をそろえる
お店の工事が進むあいだ、美容室や床屋で必要な各種器具を準備していきましょう。
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シャンプー台などの大型機器
シャンプー台やセット椅子は、インターネットで購入される方がほとんどかと思います。美容室によっては、パーマ用の機器、器具を乗せるワゴン、セット代や待合の椅子なども必要ですよね。
ここで注意したいのが、大型機器を手配するときには、必ずお店の工事をする業者さんにも日程などを相談するということ。組み立てが必要な場合、内装業者さんにも手伝ってもらうことがあるので、必ず打ち合わせしておきましょう。
必ず内装業者さんに「◯◯の取り付けをお願いします」「◯◯はいつ届けば良いですか?」という2点を確認しましょう!
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パーマ・カラー用品や消耗品
美容室のオープン前には、パーマやカラーの薬剤・シャンプー・トリートメント・パーマロッド・コーム・ハケ・クロス・タオルなども一式そろえなければなりません。業者さんによっては、備品の準備も手伝ってくれるので、わからなければ相談してみてくださいね。
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その他消耗品
美容室で必要なグッズはこれだけではありません。ゴム手袋・アルミホイル・ゴム・イヤーキャップといった消耗品や、ティッシュやトイレットペーパーなどの日用品も必要ですよね。お客様にだすドリンクや食器、それを保存する冷蔵庫などもいるかもしれません。
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インテリア小物
美容室特有のアイテム以外にも、さまざまな小物が必要です。例えば掃除道具や傘立て、お客様のコートをかけるハンガーなど。
待合室のソファやテーブル、雑誌を置く本棚などはどうするか決めたでしょうか。
購入するものがたくさんあるので、最初にリスト化するのがおすすめ!予算オーバーしそうだったら、通販や中古品なども検討してみてくださいね。
【工事完了】
営業開始までにやるべきオープン準備
工事完了したら、オープンまでに最後の準備をおこないましょう。
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備品の搬入・設置
内装工事が完了したら、「保健所検査で必要な商品」と「鏡・セット椅子・美容イス」などの取り付けや組み立てをおこないます。ここまでが業者さんの役目で、お店の引き渡しとなります。ここからご自身で、カラー剤や雑貨などの準備をしていきましょう。
業者さんによっては、備品の準備を手伝ってもらえることも。最初に相談してみてくださいね。
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不足品のチェック
準備がおわったら、不足品のチェックを。はじめから完璧な準備ができる方はめったにおらず、「カラーの色が足りない」「タオルが少ない」など必ず足りないものがでてくるものです。
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レセプションの実施
新しいお店は、今まで働いていたお店とはスタッフの動きも違うもの。ぶっつけ本番でミスをして、お客様に「前よりも質が落ちた」なんて思われるのは嫌ですよね。
そこでおすすめしたいのが、開店日までに「レセプション」を実施することですお店が完成したら、ご友人やご親戚にお店に来ていただいて、接客のシミュレーションをしてみましょう。「今までとは動きづらいな」「思った以上に時間がかかるな」など、気づきがあるかもしれません。
しっかり練習して、最高のお店になるよう、できることをしていきましょう!
オープンまでに準備すべきことはたくさん
理美容室のテナントと業者が決まってからも、さまざまな準備がありましたね。この他にも、ご自身の理想のお店にするために、それぞれそろえたいものがでてくることと思います。オープンまでは忙しい毎日なので、気づいたらメモをとって、忘れず準備できると良いですね。
ここまでできたら、いよいよオープン!・・・とその前に、最後の記事では、美容室のオープン前の集客についても解説させていただきますね。