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2020.06.18【アドバイザーブログ②】なくならない仕事だけど、生き残るのが難しいこの仕事について

今日は現状の美容業界の傾向と、大井的今後の美容師のあり方について語りたいと思います。
こんな時期だからこそ、
堅苦しい話ではありますが大事かなぁーなんて思いまして。

美容業界の動向としてここ10年、美容施設は5万店ほど増え25万店、
美容師数も20年で1.6倍の52万人になりました。

美容師免許取得者は2013年から横ばいで毎年2万人ほど増えています。
理美容師数は合わせると75万人となります。

2019年においては、昨年に比べ美容室の出店数は1.4%増、理容室の出店数は-1.4%。
数にすると理美容室サロン数は全国で37万店舗、信号機やコンビニより多いんですよね…。

この現状の中を生きていかなくては行けない我々は、
かなりの努力が必要になってくるのではないでしょうか?

何も努力もせず日々をこなすだけの美容師、理容師そして理美容室ではいけないのだと私は思います。

なぜここまで窮地に経たされてるかというと、
日本の少子高齢化による人口の減少、社会的不況、
経済格差は美容業界ももちろん影響します。

又、コロナの影響も少なくなく、各家庭の収入が減少傾向にある為、
理美容業界(自分への美の投資)への投資が減少傾向にあると考えられます。

「あれ?あのお客様しばらく来てないな」なんてこと結構ありますよね…。
非常にさみしいですがこれが現実です。

こんな事が起きないためにも理美容師さん達各個人の力が強くなければいけないと思います。

お客様はお金をお支払いしてくれますよね。
その金銭にとって見合ったサービスをすれば良しではもう駄目なんです。
それ以上の価値がなければあなたのもとには残りません。

自分が買い物する時でも、金額以上の喜びがないとタダの買い物になっちゃいませんか?
次はもう別の商品にしよーかなーって思っちゃいますよね。

今も自分を指名してくれているお客様はなぜ来店してくれると思いますか?

あなたの人柄やサービスに喜びを覚え、あたなに会いたいからです。
お金よりも大切な人とのつながり、
楽しさや金銭を上回る満足感を感じているからまた来てくれているんです。

 

 

私の話を少しさせてください。
サロン勤務時代に回転数と利益捻出が私の任務でした。

とにかく数をこなす営業スタイルとアシスタント任せの接客で
正直お客様を大切になんて思えてなかったかもしれません。
でも売り上げは伸びていきました。
多ければ3人一気に掛け持ち、一日に15人はこなしていましたから当然ですよね。

そして、そんな営業スタイルをしていたら起きてたんです。

「あれ?  あのお客さん来てないよね」がすごくいっぱいあって、
ふと思ったんですよね。

大井じゃなきゃダメって言ってくれるお客さんが少ないという事に。
これじゃいけないと思って営業スタイルをガラッと変えました。

私のルールとして

・ご指名頂いているお客様はほぼ一人で接客、施術をする。

・お客様をかぶせる際もカラー塗布、パーマの薬付けまでは絶対に自分で行う。

・必ずお会計お見送りは自分で行う。

ほかにも細々たくさんありますが、お客様ファーストの営業にしたのです。
そうすると自分の意識が変わり、お客様が本当に大切に思えるようになりました。

当然上層部からは叩かれましたが(笑)
これでよかったと思います。美容師を好きでい続けられたのもこの意識改革があったからだと思います。

話は少々ずれましたが、

今私たち理美容師が生き残るためには
一人一人の今いるお客様を大切にすること、
誠心誠意施術を行い、満足度120%で帰って頂く事しかないかなと思います。

そういうつながりを持ったお客様からは高単価、
且つ販促品の購入もしていただけますので結果利益も上がりますよね。
+新規のお客様へ向けては他店舗との差別化ができればもう怖くありません。

今個々のコミュニケーション力、技術力、サービス向上が問われれいます!!

これを思うと新規出店はむしろチャンスなのではないでしょうか?
サロンの方針に縛られることなく自分らしく自分のお客様を守っていく。
素敵な内装、お客様との有意義な時間とサービス、そしてなにより大事なのは技術。
あなたを求めるお客様はたくさんいるはずです。

 

自分らしいお店作りをしてみませんか?

 

大井