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2020.09.01【現役美容師ブログ】トップスタイリストになればお金持ちになれると思ってたのに…。

梅雨明けしましたね。お天気が良く気持ちがいい!!
趣味の家庭菜園でゴーヤが収穫でき、昨日の夕飯は今年初のゴーヤチャンプルー!
夏らしいこの感じたまりませんね。
我が家で採れたのはこんな立派なゴーヤさんじゃなかったですが
おいしくいただきました!

今日は私がサロンにいた際に思っていた「お金の話」をしたいと思います。
実にシビアでリアルなお話について。

理美容師の皆さん、思っていませんでしたか?

トップスタイリストになったらお金持ちになれるから頑張ろう。

おいしいものだって、好きな服だって何でも買い放題。
おしゃれな家具とインテリアに囲まれた優雅な暮らしを夢見ませんでしたか?

だからあの手この手を使い、講習会に行ったり勉強したりと
必死にお店のナンバー入りした人も多いと思います。
お店のTOP3以内にランクインするスタイリストはこなすお客様の数が違いますよね。
私が現役だった頃は月230名くらいはお客様をカットさせて頂いていました。
多い日だと一日15名のお客様をカットします。これでも少ない方だった気がします。

世の中にはもっと売り上げているスタイリストさんはたくさんいます。
3人掛け持ちなんてよくあることだし、ご飯は食べれないは当たり前。

水さえ飲めないことも…。

こんなにがむしゃらに走り回りながら働いて、
毎日くたくたで倒れこむように眠りにつくような日々なのに。

あれ、給料あんまり変わらなくない?

衝撃ですよね。あんなに必死になって働いたのに給料明細見た時の悲しさ。
良くオーナーに言われっていました。

「手取りじゃなくて総支給の数字を見てみろ、すごいじゃないか!」

細かな給料体系の仕組みもされましたがなんだかうまくやられている感じ。
私たちが見るのは手取りでどれだけ貰えているかではないでしょうか。
確かに福利厚生で引かれている部分もありますが、
思ってしまったんですよねなんとなくごまかされてません?

私の場合小さなお店でしたので、そういう部分には若干のブラックな部分も
あったかもしれません。

でも悲しいですよね。
働いた対価=お給料ですから、自分の頑張りが認められていないような気持ちに
すごくなりました。

理美容師の皆さんにはお客様を施術する以外もたくさんの仕事がありますよね。
まず清掃、洗濯等の作業的なことから、上層部になってくると会議、
それにまつわる資料作成。先輩達は後輩の指導や、営業後の練習だってみます。
係の子たちだと発注や在庫管理の棚卸の作業。(これが辛いんです…)
あとはPOP製作したり店内の装飾をしたりと、とにかくやることが山積みでした。

日々追われる毎日の中でそれってやって当たり前として処理されてしまうことの悲しさ。
最終的には怒りにすら感じました。
見てもらえる部分は売り上げのみということです。

そこもなんとなくごまかされ上がらないと来たらもうやってられん!
と思うのではないでしょうか?

でも指名が付き、お客様に恵まれて毎日予約表が自分で埋まる様子を見たら
お金じゃないと言い聞かせるしかないですよね。
少なからず私はそうでした。充実していたし、美容師の「仕事」が好きだったから。
良くないけど現状維持しかないなと。言い出せませんでしたし…。

でも改めてよく考えて頂きたいと思うのです。
生きていく上でお金って実に大切なもの
若いうちは今が生きれれば良しですが、将来を想像してください。
これからたくさん必要になってくるんです。
先程も書きましたが「働いた対価=お給料」ですから
理美容師はもっとお給料を頂いていい職業だと思います。

だってあなたにしかできない仕事なんですから

世間体的に低賃金、重労働のこのイメージが早くなくなってほしいと切に願いますし、
理美容師がもっと地位のある仕事である世の中になってほしいと思います。
だって理美容師のお仕事は素晴らしい仕事ですよ!

しかし、正直お金のことですからすぐには変わらないと思います。
コツコツと頑張るのもいいですし、思い切って
ご自身でお店を開業してみたり?

大井